1回の実験データによる事後分布の計算
: 未知のパラメータθを含むモデル。実験データを元にしてθの確率分布を洗練させることが目標。
: 事前分布(Prior distribution)。実験データを取得する前のθの想定確率分布。
: 取得した実験データ。
: 事後分布(Posterior distribution)。実験データを元に洗練させた確率分布。
: Posterior distributionに基づく期待値
Bayes Modelでは、パラメータθは本質的に確率分布を持っていると理解することが必要。並行宇宙的にすべての可能な世界全体の中で、それぞれの世界の実現確率を絞り込んでいく発想。
なお、事前分布は恣意的に与えられることを考えると、事前分布もモデルの一部と考えられる。つまり、下記の「並行宇宙全体の確率分布」を決めることがモデルの選択に相当すると考えても良い。
複数回の実験データによる事後分布の計算
: 取得した実験データ。その1。
: 取得した実験データ。その2。
これらは独立な試行とする。つまり、
この時、直接計算すると、次が成立する。
つまり、独立な実験データにより、事後分布を逐次的に洗練していくことが可能。