めもめも

このブログに記載の内容は個人の見解であり、必ずしも所属組織の立場、戦略、意見を代表するものではありません。

2014-01-01から1年間の記事一覧

KKT Conditionsのざっくりとした導出

等式の束縛条件を持つ問題のDuality 束縛条件 の下に の停留値を求める問題は、一般に、Lagrangeの未定乗数法により、 ---- (1-1)の停留値問題に帰着される。つまり、の解を求めると、 の(束縛条件の無い)停留値と の(束縛条件のある)停留値が一致する。…

MidoNetのソースを読んだ時の俺メモ

参考資料 ・Midolman code walkthrough・ソースコードの取得 # git clone https://github.com/midonet/midonet.git midolmanが仮想ポートにトンネルIDを割り当てるタイミング 前回の勉強会で質問が出たので調べてみました。結論:ポートを定義してZooKeeper…

RHEL7/CentOS7でGPTを使用する際の注意点

RHEL7/CentOS7をBIOSブートのサーバー(UEFI未対応サーバー)にインストールする際に、GPTを用いる場合は、「biosbootパーティション」の作成が必要となります。2TB超えのハードディスクを使用すると、もれなくGPTが必要になるので注意が必要です。KVMの仮想…

RHEL7でDockerを利用する手順

RHEL7でRed Hat公式のDockerとRHEL6イメージを使用する手順です。 RHELのサブスクリプションが必要ですので、ご注意ください。 Dockerのインストール RHEL7を最小構成でインストールサブスクリプション登録 # subscription-manager register --username=<username> --p</username>…

RHEL7/CentOS7を満喫するための情報まとめ

全般 ・Red Hat Enterprise Linux 7がやってきた ・Red Hat Enterprise Linux 7が超わかる本(日経BP Next ICT選書) systemd ・Software Design 2015年2月号 第1特集 Linux systemd入門 あなたの知らない実践技 ・systemd徹底入門 ・RHEL7/CentOS7のjournal…

RHEL7/CentOS7のjournaldについてのもろもろ

journaldとは? systemdの環境で、標準的に提供されるログ管理のサービスです。正式名称は、下記の「systemd-journald.service」です。 # systemctl status systemd-journald.service systemd-journald.service - Journal Service Loaded: loaded (/usr/lib/…

nmcliで仮想ブリッジ作成

むかーし、RHEL6の時代にNetworkManagerだと仮想ブリッジの作成ができないので、KVMホストとして使うときは、NetworkManagerは止めましょうとか書きました。。。。若かったです。RHEL7/CentOS7は、NetworkManager必須なので、そんな事は言ってられません。ち…

OpenStack上の仮想マシンインスタンスの可用性について

OpenStackで、仮想マシンインスタンスが稼働するCompute Nodeが障害停止した際に、仮想マシンインスタンスを復旧する方法/考え方について整理しておきます。(ハイパーバイザーはLinux KVMの前提です。) 仮想ディスクの構成について まず、前提として、仮…

Comparison between OVS Plugin with GRE Tunnel and Midonet with GRE Tunnel

俺メモです。。。。Midokuraさんの了承を得たので、堂々と書きます(笑) あとで整理してまとめ直します。整理して資料にしました! ⇒ 完全分散エッジ処理で実現するNeutron仮想ネットワーク OVS PluginでGRE Tunnelを使う場合 ・Port based tunnelで、OVS(…

Dockerコンテナー内のbashからアプリケーション停止処理を実施するTIPS

Dockerのコンテナーでアプリケーションを起動する場合、専用の起動スクリプトからアプリケーションを起動して、最後に(後からdocker attachできるように)bashを起動しておくことがあります。次は、httpdサービスを起動するコンテナーを作成する簡単なDocke…

Dockerイメージのレイヤー構造について

何の話かというと Dockerイメージは複数のレイヤーが重なった形になっています。このあたりを内部構造とあわせて解説します。前提の環境は、CentOS7です。(つまり、ローカルのイメージ管理は、dm-thinが前提。) # rpm -q docker docker-0.11.1-22.el7.cent…

RHEL7のNICのネーミングルール

参考資料 ・Predictable Network Interface Names 何の話かというと RHEL7では、NICのネーミングルールが変わっています。RHEL6では、DELL製のハードウェアの場合だけネーミングルールが変わるという謎のudevルール(biosdevname)がありましたが、RHEL7では…

RHEL7/CentOS7でipコマンドをマスター

何の話かというと RHEL7/CentOS7では最小構成でインストールすると、ifconfig、route、netstat、arpなどのネットワーク関連のコマンドが使えません。これは、次のコマンドで「net-tools」パッケージを導入すると解決します。 # yum -y install net-tools し…

quickrdoでRDO/Havanaのデモ環境構築(Heatも使えるよ)

Fedora19を利用して、Heatも使えるRDOのデモ環境(All-in-one構成)を最短手順で構築します。 構築するデモ環境の全体像 物理NICを2個持つサーバーを用意して、両方のNICを同一のパブリックネットワークに接続します。em1にはIPアドレスを割り当てて、外部…

Dockerにおけるコンテナのライフサイクル

「docker run/stop/start/rm/commit」の各コマンドの役割を整理しておきます。全体像はこんな感じ。前提環境はこちらです。 # cat /etc/redhat-release Fedora release 20 (Heisenbug) # uname -a Linux fedora20 3.14.6-200.fc20.x86_64 #1 SMP Sun Jun 8 0…

「オープンソース・クラウド基盤 OpenStack入門」が発売されます!

日本OpenStackユーザー会・会長の中島さんと一緒に執筆させていただきました。Amazonで予約開始していますが、先行して、「まえがき」と「目次」を掲載しておきます。「半年ごとに改訂するの?」という皮肉にもくじけず(笑)、特定バージョンに依存しない、…

LinuxCon Japan - Gluster Community Day

This is the final agenda of Gluster Community Day at LinuxCon Japan (20th May). The schedule has been changed to start from the afternoon so that people can attend the keynote sessions in the morning.This will be reflected to the official …

Bayes Modelのパラメータ推定(覚書)

1回の実験データによる事後分布の計算 : 未知のパラメータθを含むモデル。実験データを元にしてθの確率分布を洗練させることが目標。 : 事前分布(Prior distribution)。実験データを取得する前のθの想定確率分布。 : 取得した実験データ。 : 事後分布(Pos…

RHEL7のDockerとsystemdとcgroups

Dockerでコンテナを起動する際に、次のようにcpu-sharesとmemory-limitを指定することができます。 # docker run -c 256 -m 512m hogehogeこれは内部的にはcgroupsを使っていますが、RHEL7のDockerでは、systemdと連携してcgroupsの制御を行っています。この…

Dockerのネットワーク管理とnetnsの関係

RHEL7RC+EPEL版Dockerの前提で解説します。RHEL7RCを最小構成で入れて、次の手順でDockerを導入します。 # yum -y install bridge-utils net-tools # yum -y install http://download.fedoraproject.org/pub/epel/beta/7/x86_64/epel-release-7-0.1.noarch.r…

RHEL7におけるDockerのディスクイメージ管理方式

変更履歴 2014/04/20 公開 2014/04/27 構成情報ファイルの説明追加 2014/06/15 dm-thinprovisiongのデバイスメタデータファイル変更 背景 先だって、「Linuxコンテナ(LXC)の基礎をまとめ直す」というコラムに、「来るべきDockerの波に向けて、まずは、コンテ…

OpenStack Nova Tuning Guide的な何か

変更履歴 2014/03/19 ver1.0 作成 このドキュメントの目的 Compute Nodeが数百台の規模でNovaを利用する場合、実用的な性能を実現するには、OS/QPID/Novaなどのさまざまなパラメータを調整する必要が出てきます。このドキュメントでは、調整するべきパラメー…

RDO(Havana)でHeatを試す

RDO(Havana)でHeatを試してみる手順です。ネットワーク構成は、下記のオールインワン構成と同じです。・最短手順でRDO(Grizzly)のデモ環境を構築ただし、今回は、Fedora19を「最小限のインストール」+ 「標準アドオン」でインストールします。インストールし…

OpenStackクラウド基盤構築・ハンズオンセミナー講義資料

2014年3月3日〜4日にかけて、NPO法人トップエスイー教育センターによる表題のセミナーで使用する資料です。セミナーの詳細と申し込みについては、下記を参照ください。・【トップエスイー特別講義】OpenStackクラウド基盤構築・ハンズオンセミナーそれぞれの…