めもめも

このブログに記載の内容は個人の見解であり、必ずしも所属組織の立場、戦略、意見を代表するものではありません。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日経Linux連載「RHEL7/CentOS7で学ぶ・初めての"本格"サーバー構築」の補足&訂正

本誌にも掲載する予定ですが、取り急ぎここに書いておきます。 2015年4月号(連載第2回) pvcreateコマンドで物理ボリュームを登録する際に、過去のデータが残った古いディスクを再利用しているとエラーが発生することがあります。古いディスクを再利用する…

「シャノン=ハートレーの定理」の簡易的な導出

(参考)シャノン=ハートレーの定理周波数 の信号を1秒間入力したとして、その入力波をフーリエ級数に展開すると(正弦部分と余弦部分をあわせて) 個の一次独立な基底波 に分解することができます。したがって、 ――― (1)と分解して、この1秒間の信号に対し…

RHEL7/CentOS7のLinux KVMリソース割り当て機能

RHEL7/CentOS7では、virshコマンドから仮想マシンに対するリソース割り当てを制御できるようになっていますので、そのあたりを説明します。 CPU Pinning 仮想マシンに割り当てた仮想CPUごとに、その仮想CPUが使用する物理コア(その仮想CPUの処理に割り当て…

PRML 4.3.6 Canonical link functionの説明(簡易版)

「PRML 4.3.6 Canonical link functionの説明」は数式がごちゃごちゃして本質が見えにくいので、数式をシンプルにしたバージョンを計算しておきます。(やっている中身は同じです。)まず、先の記事では、GLMを次のように定義しました。―――――――― 一般に、目…

EMアルゴリズムの幾何学的解釈

「EMアルゴリズムが幾何学的に説明できる」と聞いた驚きが情報幾何に興味を持ったきっかけということで、そこのところを綺麗に整理してみます。議論の元ネタは、「情報幾何学の新展開」の第12章です。幾何を用いない(普通の)EMアルゴリズムの説明は、こち…

Legendre変換のまとめ

添字の和については、Einsteinの規約を用います。 を凸関数とする時、以下で双対変数 と双対凸関数 を定義します。 ―― (1) ―― (2)以下の議論では、 と は (1) の関係で互いの関数になっていると理解します。この時、次の双対関係が成り立ちます。 証明は以下…