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めもめも

このブログに記載の内容は個人の見解であり、必ずしも所属組織の立場、戦略、意見を代表するものではありません。

プロのためのLinuxシステム・10年効く技術

「プロのためのLinuxシステム・10年効く技術」 の出版が決まりました。6月上旬に発売の予定です。

技術評論社の池本公平氏をはじめ、執筆・出版にあたりお世話になった方々にはあらためて感謝です。<前書きより抜粋>

 本書は、企業システムでLinuxに関わるエンジニアの方、もしくはそれを目指す方に向けた書籍です。これまでにも『プロのためのLinuxシステム』と題する、2冊の書籍を出版させていただきましたが、本書は少し色合いが異なります。先の2冊は、幸いにも「分かりやすくて充実した内容」との声をいただいていますが、体系的な学習を意図したために、どうしても割愛せざるを得ない、「現場テクニック」や「いざという時のための知識」がありました。そこで今回は、教科書的な体裁は二の次にして、初級〜中級のLinuxエンジニア向けに、筆者自身の生の声で、さまざまなLinuxシステム構築/運用の秘訣を伝授することにしました。

前著2冊 「プロのためのLinuxシステム構築・運用技術」 「プロのためのLinuxシステム・ネットワーク管理技術」 の知識を踏まえつつ、Linux内部構造、スクリプト作成技術、カーネルソースの読み方など、一般的な解説書では得られない「蔵出しテクニック」を伝えています。

各章の概要は次のとおりです。

第1章 知らないと損するぞ! 押さえておきたいLinux内部構造
 Linuxサーバの適切な運用や問題判別を進める上での基礎となる、「ディスク管理」「プロセス管理」「メモリ管理」について、Linux内部構造の観点から、実践に役立つ知識を伝えます。ディスクのジオメトリ構造から始まり、UEFIとGPT、4KBセクタディスクなどの新しい仕組みにも触れ、さらには、I/Oスケジューラの基礎、forkとexecの違い、カーネル内部におけるメモリの分類など、一歩踏み込んだ理解を目指します。

第2章 マシンがないとは言わせない! 仮想化でここまでできるインフラ環境構築
 ITインフラを扱う上での基礎となる「システム全体の仕組み(アーキテクチャ)の理解」には、典型構成のシステムを自分の手で構築して、全体のアーキテクチャと個々のサーバの機能の関係を徹底的に理解することが必要です。そのための学習を効果的に行う秘策は、自分専用の「素振り環境」の活用です。「メール配信システム」と「HAクラスタ環境」を題材として、Linux KVMによる仮想マシン環境を利用した「素振り環境」の活用法を解説します。

第3章 10番勝負! 自作スクリプトでコマンド活用
 サーバ管理作業の生産性向上に必須となる、シェルスクリプトとPerlスクリプトの作成について解説します。シェルスクリプトについては、単なる基本ルールやサンプルの紹介ではなく、現場ですぐに活用できそうな実例をあげながら、実用的なシェルスクリプトを書くための「頭の使い方」を伝えます。Perlスクリプトについては、テキスト解析やforkの利用など、Perlならではの機能やデータ構造を活用した、一歩進んだPerlスクリプトの作成を目指します。

第4章 最後の砦! カーネルソースを読む
 Linuxの内部構造をより深く知るには、ときには、Linuxカーネルのソースコードを読むことも必要です。とはいえ、膨大なソースコードの全体像を把握するのは簡単ではありません。ここでは、発想の転換を行い、「文学作品を楽しむ」ようにソースコードを読み進めながら、ソースコードの世界観をつかみます。実際に動作するカーネルをビルドする手順を紹介した後に、そのソースコードを読み進めていきます。ソースコードに手を加えて、オリジナル・カーネルを作成する簡単な例も紹介します。

第5章 一歩先を行く! RHEL6新機能の総まとめ
 Linuxが対応するサーバ環境の進化に合わせて、Linuxにもさまざまな変化が起きています。Linuxサーバ管理者として知っておくべき、Red Hat Enterprise Linux 6(RHEL6)の変更点に加えて、特に新しい機能となる「Upstart」「Control Groups」「LXC(Linuxコンテナ)」について、詳しく解説します。Linux関連技術の今後の動向を押さえる基礎知識となります。

皆様のすばらしき「Linuxエンジニア人生」の伴侶となれば幸いです。