めもめも

このブログに記載の内容は個人の見解であり、必ずしも所属組織の立場、戦略、意見を代表するものではありません。

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Systemd入門(5) - PrivateTmpの実装を見る

「Systemd入門(4) - serviceタイプUnitの設定ファイル」で、[Service]セクションのオプション「PrivateTmp」を紹介しました。実はこの他にも、ファイルシステムのセキュリティ保護を図るオプションがあります。今回は、これらオプションの紹介に加えて、それ…

Systemd入門(4) - serviceタイプUnitの設定ファイル

この連載では、Fedora 17での実装をベースとして、systemdの考え方や仕組み、利用方法を説明します。今後出てくる予定のRHEL7での実装とは異なる部分があるかも知れませんが、その点はご了承ください。今回は、serviceタイプのUnitについて、設定ファイルの…

Systemd入門(3) - cgroupsと動的生成Unitに関する小ネタ

この連載では、Fedora 17での実装をベースとして、systemdの考え方や仕組み、利用方法を説明します。今後出てくる予定のRHEL7での実装とは異なる部分があるかも知れませんが、その点はご了承ください。今回は、表題の小ネタを2つお届けします。 cgroups syst…

Systemd入門(2) - Serviceの操作方法

この連載では、Fedora 17での実装をベースとして、systemdの考え方や仕組み、利用方法を説明します。今後出てくる予定のRHEL7での実装とは異なる部分があるかも知れませんが、その点はご了承ください。前回は、systemdの基本概念となるUnitの説明をしました…

Systemd入門(1) - Unitの概念を理解する

Linuxの起動処理は、これまでinit/upstartと呼ばれる仕組みで行われていました。Red Hat Enterprise Linux 7 (RHEL7)では、これが、systemdと呼ばれるまったく新しい仕組みに置き換わります。Fedoraでは、すでに先行してsystemdが採用されていますが、この連…

Functorを例として、圏論とHaskellの関係を分かりやすく説明してみるテスト

[参考文献] Haskell/圏論 カテゴリーとは? 「カテゴリー」は、「集合と写像」の概念をより抽象化(簡単化)したものです。おもむろに、図1のように、いくつかの●と、●の間の矢印が集まった図式を考えてみます。 図1 カテゴリーのイメージそれぞれの●は、「a…